大阪府玩菓工業協同組合

子供の頃、誰もが一度は、駄菓子屋さんで遊んだ経験があると思います。

玩菓とは、玩具菓子の略で、かつては、食品玩具(食玩)とも呼ばれ、主にそうした駄菓子屋さんで販売されていた菓子類等の総称です。その種類は、チョコレート、ガム、ラムネはもとより小物玩具を中心とした物やおまけ付き、くじ引きを主とした物まで、ありとあらゆる形態の商品があります。

当組合は、こうした比較的低年齢層向けに付加価値を持たせた菓子、あるいは玩具のメーカーが集まって、昭和30 年に設立されました。かつては大所帯であった組合ですが、時代の変化(少子化、小売店の激減、コンビニ、スーパーなどの販売形態の変革)とともにその規模も大幅な縮小を余儀なくされてきたのも事実です。しかしながら、それまでの技術やノウハウを生かして異なった分野に進出したり、新ルートの開拓、時代に即応した商品開発等、たゆまぬ努力を続けて新たな繁栄の活路を見出そうとしているのが現在の組合員たちです。

私達組合員の扱う「玩菓」とは、子供たちに夢を与える、誰もが子供の時に一度は通っていく一つの「文化」であると思います。この「文化」の担い手としての自負を大切に、大阪府玩菓工業協同組合は、これからも一丸となって頑張ってまいります。